三寒四温を実感する気温差のある季節ですが、会員の皆さまはお変わりなくご活躍のことと存じます。
さて、今年は元旦に能登半島地震がおこりました。改めて災害は突然襲ってくるものであり、危機管理の重要性を再認識した次第です。この度の災害で亡くなられた方々のご冥福を祈り、被災された全ての方に心からお見舞い申し上げます。また、被災地域で支援活動にご尽力されている会員、看護職の皆さまに敬意と感謝を表します。
ところで、日本時間2月29日に結婚を発表した、米大リーグのドジャースの大谷翔平さんには驚かされました。報道陣の取材に応じ、矢継ぎ早に質問が寄せられる中、誠実に回答しつつも、答えられない一線についてはしっかり制して、時にはユーモアのある返答で…。これが老若男女に愛される所以なのかと思いました。私の周りには“大谷ロス”が…紛れもない大谷翔平さんは世界で最も活躍し、日本人として誇らしいと思えるような実績と態度を見せ続けてくれ、コロナにあえぐ日本に明るい光を提供してくれました。
皆さん、今日から大谷翔平選手に「憧れるのはやめましょう」
憧れてしまっては超えられないので。私たちには看護連盟があります。看護職国会議員が一人もかけることなく活動していただけるよう皆で協力し合いましょう。引き続き、連盟活動にご理解とご協力をお願い申し上げます。
【提案主旨】
このコロナ禍の3年間は、社会における看護の重要性が国民に認識される機会となりました。長期化したコロナ禍への対応、高齢者への対応等のこれまでの看護職員の努力が看護職の処遇改善につながりました。
しかし、「看護職員処遇改善評価料」の新設と「医療職俸給表(三)」の改正を全国173.4万人の看護職員に反映させていくためには、国民の理解を得ながら看護職員と看護管理者が一丸となり取り組む必要があります。
2040年以降の日本社会は、少子高齢化が進展し現役世代の減少が切実な問題となります。「医療」と「生活」の両方の視点をもつ看護職の役割は増大し、益々社会が必要とする職業でもあります。保健・医療・福祉を支える次世代が、やりがいのある魅力的な仕事として選択できるように、キャリアアップを重ね、働き続けられる環境を整えていくことが必要です。
私たちの願いは、それぞれの場で「看護職を選んでよかった」「自分のやりたい看護ができた」と日々実感できることです。現場の課題と現場の声をしっかりと国政に届けることと、看護の未来を切り開くための看護職員の発言力と政治力を高め、国民の健康と福祉の向上に寄与する使命を果たしていきましょう。
日本看護連盟が掲げるスローガンのもと、岐阜県看護連盟は看護・介護の現場で日々働く看護職の明るい未来のために、会員一人ひとりに見える活動を通して、組織力をより強固なものとし、国政に看護の声を届けます。